「起業したから集客のためにホームページを作ろう」は危険。ホームページを作る前に解決すべき3つのこと。

「起業したから集客のためにホームページを作ろう」は危険。ホームページを作る前に解決すべき3つのこと。

2021.5.29

こんにちは。デザイナーの星かおりです。

わたしが行っている、ホームページ無料相談会などを通してよくこんなことをお聞きします。

「ホームページを自分で作ったりデザイナーさんに頼んでみたけどなぜかしっくりこない」

ということです。

「50万お金をかけて作ったけどまったく活かせていない…」方もいらっしゃいます。

なぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか?

今回はその原因と対処法についてお伝えしていきます!

ホームページから集客したいのにできない…

多くの人が事業を始めるとき「まず最初にホームページが必要だ」と思われるでしょう。

最近のホームページはペライチやWIxなど無料で作れるものもあるので自分でも作れます。でも「専門家にお願いしたほうがいいのでは」と思い、デザイナー会社やフリーランスのデザイナーに依頼される方も多いと思います。

予算などを考えたとき、ココナラなどのクラウドソーシングを使えば10万以下で制作できます。でもほとんどがテンプレートが決まっているものになります。

そのため、20〜60万以上払ってでも、制作会社やフリーランスデザイナーに依頼しようと考えるのではないかと思います。

でもわたしがホームページ無料相談企画の中で、実際にホームページを制作した方のお聞きしていくうちに「依頼して作ってもらったけど何か違う」「しっくりこない」という方がたくさんいらっしゃるということが分かりました。

しっくりこない原因をお聞きするために「ホームページの目的は何ですか?」「作ったあとそこからお問い合わせは来ていますか?」「何人くらいがホームページに来ていますか?」とお聞きします。

するとほとんどの方が「分からない」とおっしゃいます。

でも唯一一致しているのは、「ホームページから集客がしたいけどできていない」ということです。

なぜこういうことが起こるのでしょうか? どこでボタンを掛け違えてしまったのでしょうか?

なぜホームページが必要なのでしょうか?

ホームページを作る目的は、名刺代わり・集客用・企業概要・採用用など利用目的によってさまざまです。

もしあなたが「集客用に作りたい」と思っているのであれば、ホームページを作る前にホームページで集客する方法を知っておかなければなりません。

ホームページをただ作って終わりにしてしまうという状態は、無尽蔵の情報がある中で埋もれてしまうということです。

例えると、小さな路地にある看板のようなものです。

ほとんどの人に気づかれないか、あなたの会社や名前を知っている人だけが来るホームページになってしまいます。

存在はしていても「見つからない」という状態になってしまうということですね。

集客用のホームページは、どこからお客さんが来るか考えて常にアップデートする(運用する)必要があるんです。

見つけてもらうにはどうする?

ホームページを見つけてもらうためには、取り組みが必要です。

「お〜〜〜〜い! ここに良いものがあるんだよ〜〜〜!」とアピールする必要があるんですね。

アピールの仕方は様々です。

  • オフラインで名刺を渡して興味を持ってもらい、ホームページに来てもらう
  • インスタグラムや個人のFacebookなどのSNSにリンクをつけてホームページに来てもらう
  • Googleやyahoo!検索で来てもらう
  • Google広告から見つけてもらう

主にこの4つが考えられます。

オフラインでの名刺交換

昨今ではオンラインでの取引が多くなり、名刺を渡す機会も減っていると思います。

でも、まだまだオフラインでの営業は強いです。なぜならオンラインよりも人柄などが伝わりやすいので、親しみをもってもらいやすく、興味をもった人がホームページで詳細を見ようとするからです。

SNSから見つけてもらう

多くの事業者はSNSで自分の商品・サービスや人柄などを発信しているでしょう。でも、SNSは情報が流れてしまうという特性があります。なので、SNSだけ見ても、どんなものが頼めるのか、料金はいくらなのかが分かりにくく、見込みのお客様が「頼みたいんだけどどうやって頼んだらよいかわからない」と思ってスルーしてしまうことが多くあります。

この「スルー」を防ぐためにホームページを作り、SNSにURLリンクを貼っておいて、サービスの詳細や料金、お問い合わせ方法を書いておくという目的で作る方もいます。こうすること機会損失を防げます。

Googleなどの検索から見つけてもらう

ホームページを作ったばかりの状態というのは、路地裏にただひっそりと存在しているだけのようなものです。

Googleで露出するにはちゃんと「運用」する必要があります。運用とは「SEO対策」です。

「え? 依頼した人はSEO対策のホームページを作った言っていたよ」と思われるかもしれません。

SEO対策という言葉は2種類の意味があります。それは内部SEOと外部SEOです。

依頼した方が言っていたのは「内部SEO」のことです。つまり「Googleに認識されやすいようなホームページに整えておいたよ」という意味です。ちょっとむずかしいですよね。

Googleなどは常にサイトを巡回しているので、そのときスムーズに巡回できるようにしたよということです。つまり「SEOのために交通整理をして土台を作っておいたよ〜!」という意味です。

なのでこれだけで「SEO対策が完了した」とは言えないんです。

SEO対策は「し続ける」必要があります。では、どんなことをすればよいのでしょうか?

「外部SEO」が大事になります。
外部SEOは土台ができた上に、たくさんの情報を付け加えて、中身を充実していくという感じです。

この場合の意味のSEO対策はご存知ですか?

ちょっとむずかしい用語にはなりますが、事業者の方は必ず覚えていたほうがいいい言葉なので、ぜひメモしていただければと思います!

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化のことを指します。

簡単にいうと、Googleやyahooなどで検索の上部に上がるにはどうしたらいいか、取り組みをすることです。

検索の上に上がって見込み客に見つかりやすくするためには、コツがあります。

Googleに「このホームページはユーザーにとって有益なコンテンツ(記事など)がたくさんあるな」と認識してもらう必要があるんです。そのためには、ホームページの中身を充実するためにブログを書くことなどが必要になってくるんですね。

なので、もし「ホームページから集客したい」と考えているのであれば、SEO対策のためにホームページを随時更新していく必要があるんです。

そうするとあなたのホームページが、どんどん筋力UPするように徐々に強くなっていきます。そうするとGoogleさんが「よし!このホームページは役に立ちそうだ! 検索の上にあげよう!」と思ってくれるんです。

SEOは奥が深いので初心者の方は詳しくはこちらを見てみてください!

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索結果で自社サイトを上位表示させるための対策のことです。検索エンジン最適化とも呼ばれます。…
ferret-plus.com

Google広告

Googleで欲しい情報を検索すると、このように、上部に広告がでてきませんか?

これはGoogleの広告サービスです。

有料で自分のサイトを上の方に出してくれるんですね。

たしかに広告を出すと、露出が増えるので、見てくれる人は増えます。

でも広告は椅子取りゲームみたいなものです。

またクリックした先のホームページの内容が、初めてきたお客さまに刺さらなければ効果がでないので正直なところ専門家に頼まないと自分で運用するのは難しいです。

運用できるだけの労力はありますか?

見つけてもらうための取り組みをするためには、オフライン・SNS・SEO・広告など様々な方法があります。これらをやっていくにはどれも労力が必要です。

個人事業主や一人法人の方なら、有益なブログを書く時間はあるでしょうか?

小規模の会社なら、運用できる従業員はいるでしょうか? また、育てるだけの余裕があるでしょうか?

積極的に運用するにはSNSやSEOなどを地道にやっていく必要があります。そして効果がでるまでにはコンスタントに更新をしても半年〜一年ほどかかります。

運用できなければ、集客のためのホームページにはなりにくいです。

ホームページを頼む前に、自分で運用できるかどうかまで考えてみてくださいね。


ホームページ依頼の前のチェック項目

まとめますと、ホームページを頼む前には以下のことをチェックしてみてください。

  • ホームページを作る目的
  • ホームページにどうやってお客さんが来るか考える
  • ホームページを運用するリソースがあるか考える

そうすると多額のお金を投資してまでホームページを作る必要がなかったり、逆に作った場合、「運用がんばろう!!そのために時間を作ろう」となれるので「作って終わり」にならないはずです。

以上が「わからない」という場合、当方では現在無料ホームページ相談という企画をしていますので、よろしければそちらをご利用ください。(ホームページの営業はいたしません。データ分析のために活用させていただいています)