商品が売れないときにやってしまいがちなこと。スモールビジネスの割引のデメリット

商品が売れないときにやってしまいがちなこと。スモールビジネスの割引のデメリット

2020.7.1

こんにちは。スモールビジネスのサポートデザイナーホシカオリです。

ビジネスをはじめてすぐ、商品をしていざ売ろうと思っても、なかなか売れないことに落ちこんでしまうことがあると思います。

今回は商品が売れないときにやってしまいがちな割引のデメリットついて考えていきます!

商品が売れないときにしてしまう割引のデメリット

お店のことや商品のことを知ってもらうためにお店のFacebookページを作ってみたり、無料ホームページを作って商品を登録してみたりすると思います。

たけど幾日経っても全然売れない…ということってありますよね。

このとき、「商品の値段が高いのでは」と思って、あまり考えずに割引してしまうことがあると思います。

でも、「割引しても結局売れない…」という経験もあるのではないでしょうか?

わたしもデザインを始めたばかりのときは売るための方法を知らなかったのでそうしていました。

でも、よく考えてみると商品の割引ではうまくいかないことが見えてきました。

当然のことですが、割引してしまうと利益が下がってしまいますよね。

利益が下がることによってより長時間働く必要がでてきます。

しかし、これでは健康を害す可能性がありますし、そもそも病気になったらビジネスを続けることもできません。

安く売って儲かるビジネスは、大手がやっているような「薄利多売」の方法です。

これは、1個の商品の利益は少なくても多店舗を経営したり、大量仕入れしたりすることによって利益を上げる方法です。

ユニクロやドン・キホーテ、GUなどの大きな企業がやっていることです。

これをスモールビジネスに当てはめてやろうとすると、うまくいかなくなります。

では、どんな風に考えていけばよいでのでしょうか?

どのくらいの売上だったらよいのか

まず、割引をする前に、自分の商品の価格を見直してみることが大事です。価格を決めるときの一つの手段として、毎月どのくらいの売上が自分に必要なのか考えてみるとよいと思います。

例えばデザイナーの場合、チラシデザインを2万円で販売しているとします。

20万稼ぐためには10回のデザインをやらなければなりません。

10回というと、人によっては結構しんどい数なんですね。

なので、もし2万円以下の価格帯にしてしまった場合は、どうしても回数を増やさなければならなくなります。

割引をする度に自分の首を締めてしまうことになるということですね。

ただし、広告料と割り切ってお試し割引をしたり、無料サービスという使い方で活用するのはアリです。

このとき、割引や無料サービスによってどのくらい利益が上がったかを計算しておくのが必須になります。

でないと、割引や無料サービスによって時間がとられ、「実は売上が下がっていた」なんていう場合もあるからです。

活用するときは「月○個限定」「SNSに紹介してくれる方限定」などの条件を設定しておくのをおすすめします。

その割引はブランドに合ってるかどうか

割引をする前に決めたいことが、「割引が自分のお店や商品のブランドに合っているか?」ということです。

例えば、10万円のバッグを売っているお店で、すべての商品が「30%オフ!」という看板を見かけたらどう思いますか?

「このお店はあまり売れていないんだな」「残り物が集まったものかな」と思われる可能性がとても高いです。

そして、そのお店のファンになる人は少ないでしょう。

せっかく想いを込めて仕入れて作った商品なのに、そのように思われては悲しいですよね。

もし、価値あるものとして感じてもらうには、割引という方法ではなく、商品の魅せ方を整えたり(視覚的なブランディング)、お客様のコミュニケーションに力を入れたりなど付加価値を高くしてお客様の満足度を上げる方に力を入れてみるとよいのではないでしょうか。

販売への流れが今までの方法でよいか検討し直す

集客して販売するには、流れがあります。

認知してもらう→関係性を構築する→販売するです。

割引をする前にこの流れを見直してみてください。

ここでは、認知してもらうためことについていくつか挙げてみます。

  • 地域の広報誌の広告
  • 折込チラシ、ポスティングチラシ
  • インスタグラムでの発信、コミュニケーション
  • Googleマイビジネス
  • Facebookでの発信
  • ホームページSEO対策

特に、インスタグラムの利用者は年々増えていますので、インスタグラムを活用することはおすすめです。

インスタグラムでお金をかけずにお店を知ってしてもらうためのリアルな方法
こんにちは。スモールビジネス応援デザイナーのホシカオリです。 突然ですが…お店の宣伝にインスタグラムを使っていますか? 最近では、店舗を認知してもらうためにイン…
aruca.work

業種によって何をやればいいか異なってきますし、様々な組み合わせで試してみる必要があります。

今は、「商品の強み」を売る時代から「誰が売っているのか」の信頼の時代にシフトしてきていると言われています。

信頼が構築されるためには、実際にお客様が来たときの対応やSNSなどますます人とのコミュニケーションが必要になってきます。リアルの交流会やSNS、オンライングループなどでの関わりも大切にしていくとよいのではないでしょうか。

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